元自動車製造会社の技術者が語る!失敗しない自動車購入の注意点

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自動車購入の注意点は?

自動車を購入するときに注意することは一体なんでしょう?

「新車であれば注意することはないの?」

「中古車で注意するところは走行距離?年式?ではいったいどれくらいが目安なの?」

様々な疑問が浮かび、ネットで調べてみるものの、情報が多すぎてわかりづらいことも。

そこで、自動車製造会社で9年間働き、実際に生産現場の技術職で働いていた筆者の経験をもとに、

  • 新車購入時の注意点
  • 中古車購入時の注意点

などの要点をご紹介しますので、まずはご一読ください!

自動車購入の注意点は?

新車購入時に注意したい5つのポイント

新車だからといい、必ず完璧な車が手に入るというわけではありません。また、新車を購入するにはそれなりの金額を出して購入するため、少しでも安く購入したいところですよね。

 

新車購入時に注意したいポイントは以下の5つが考えられます。

  1. 初期ロットはなるべく避ける
  2. ボディーの傷をチェックする
  3. 購入する時期を考える
  4. 特別仕様車を狙う
  5. 上級グレードの方が安くなることがある

 

1.初期ロットはなるべく避ける

新型で発売された直後に製造された車はなるべく避けたほうがいいでしょう。

 

なぜなら工場の生産ラインは量産車として販売できるある程度の基準(最低ライン)までもって行くものの、量産しながらその都度改善していく作り方になります。

そのため車の品質は時間が経てば経つほど向上することになるため、反対に初期の車はまだ品質を詰められていないとも捉えることもできます。

 

さすがにすぐに壊れるというわけではありませんが、いくら新型といえども初期ロットの車を購入することはあまりおすすめできません。

 

2.ボディーの傷

中古車なので、傷がないか不安です。

新車であるにも関わらず、ボディーの傷があることもあります。

 

車は製造工程を経て完成し、関所と呼ばれる各工程から払い出される時に厳しいチェックが入ります。

しかし、検査をしている人はあくまで人の目であることと、効率を重視したラインで大量に生産されているため、どうしてもチェックを抜けてしまうことが起こります。

さらに完成した車は一旦「プール」と呼ばれる屋外の広場に保管されていたり、販売店に行くまでの運搬やディーラーでの最終整備など、ボディに傷がつく要素はたくさんあります。

そのため、新車の引き渡し時はまず車の外装を確認し、もし傷があればクレームで修理してもらいましょう。

 

3.購入する時期を考える

新車購入のタイミングについても考えることで、予定よりも安く購入できることもあるため、購入するときに注意する時期をご紹介します。

 

新車購入の値引きは年間を通して一定額ではなく、購入するのに適した時期があります。

 

  • 3月・9月の決算期に購入する
  • マイナーチェンジ・モデルチェンジ前に購入する

 

まず、メーカーの決算期である3月と9月の中間決済期は少しでも売り上げを伸ばし、株主に業績がいいことをアピールしたいからとも言えます。

そのため、売り上げを伸ばすために大幅な値引きが実施されることが多いでしょう。

 

また、フルモデルチェンジは車によるものの、5~7年のスパンで行われ、その間に1~2回ほどマイナーチェンジも実施されます。

その直前のタイミングはメーカーは従来モデルの在庫を減らしたいと考え、より大幅な値引きが期待できます。

 

4.特別仕様車を狙う

特別仕様車とは、台数限定の特別モデルで安い価格で提供される車のことを言い、グレードはそのままでオプションの追加装備や特別カラーで販売されるもののことを言います。

 

「特別仕様」というものの、元々の車両価格は高くないため、安く提供されることがほとんどで、メーカー側は新車販売から2~3年経過し、モデルチェンジ前のテコ入れ販売として投入されるためお買い得な車とも言えるでしょう。

 

そのため、人気がある車種では特別仕様車が投入されにくく、反対に不人気車の場合は新車発売から1年ほどで売り出されることもあります。

 

5.上級グレードの方が安くなることがある

これはどのような製品にも当てはまることですが、価格が高くなるほど利益率も大きくなるため、価格が高いほど値引幅も大きくなります

そのため、上級グレードとベースグレードの見積もりを比べてみると値引きも含めれば価格もほぼ同じということになります。

 

このように他のグレードでも安く購入できるチャンスがあるため、見積もりを取ってもらうときは同じ車種でも複数のグレードの見積もりを取ってもらうようにしましょう。

 

中古車購入時に注意したい3つのポイント

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中古で購入すると安く買えると言ったメリットがありますが、その分当たり外れがあるため慎重に選ばなければいけません。そこで、中古車購入の際に気を付けたいことは以下の通りとなります。

 

  • 走行距離、年式の目安
  • 修復歴車・事故車はおすすめできない
  • リコール情報をチェックする

 

1.走行距離、年式の目安

自動車購入時に注意したいポイント

一般的に10万キロの走行距離が車の寿命の目安とも言われていますが、現在はほとんど違うと言ってもいいでしょう。

もちろん、車の劣化は時間の経過とともに進み、走行距離が長いということは、それだけ長い年月を乗られているということにもなります。

 

しかし現在の車は走行距離が10万~15万キロの中古車であっても事故車や修復歴車などを除けば問題なく走れます

特にトヨタ車の場合は経年に強く、20万キロ以上を超えても現役の車が多いでしょう。

 

また、走行距離が短いと高年式であることが多く、必然的に中古車としての価格が高くなります。

 

さらに走行距離が3万キロ以内の中古車は年数も3年以内であることが多く、中古車市場にほとんど流通することがありません。仮に中古車市場に流通しても新車とほとんど変わらない価格で売られているでしょう。

 

続いて中古車の年式についてですが、もちろん高年式であるほど外装、内装とも綺麗であるため、車の綺麗さを重視するのであれば5~6年落ちあたりまでを狙うことをおすすめします。

 

また、車の機能もどんどん向上しているため、価格を重視するのであれば12年落ちくらいまでを目安に考えると良いでしょう

 

走行距離や年式は中古車選びの重要なポイントですが、そこだけに捉われて欲しい車が見つからないなんてことに陥る可能性もあるため、あくまで目安であるということを頭に入れておきましょう。

 

2.修復歴車・事故車はおすすめできない

修復歴車は、車のフレームにあたる部分に事故などで損傷を受けたため修理した車のことで、事故車とも呼ばれています。

修理してから売られているため、見た目も綺麗な状態でかなり安く売り出されていることがあり、お得感があるかもしれませんが、修復歴の車はあまりおすすめできません。

 

なぜなら、現在の車はボディとフレームが一体構造になっている「モノコック構造」が採用されているため、事故などで一度大きな衝撃を受けるとボディ全体が歪んでしまい、走行に影響を与えてしまう可能性があるからです。

 

また、車のボディの製造工程においても各工程において歪みの調整や修正も行なっていることから、一見頑丈そうに見えても実は絶妙なバランスで作られています。

 

さらに、近年では各メーカーが燃費性能を向上したり安く作るために、車体を軽量化することや部品点数を減らすことに力を入れています。

そのため、最低限の安全基準は満たすものの、部品はどんどん「薄く・小さく・少なく」なっていきます。

 

そのような車が事故の衝撃を受けると車体全体が歪んで走行に悪影響を与えてしまう可能性があるため、修復歴車や事故車の購入はおすすめできません。

 

もし購入するのであれば「どの部分をどれくらい修復したのか」と細かく確認することと、必ず試乗させてもらうようにしましょう。

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3.リコール情報をチェックする

中古車を購入する際に注意しておくべき点として忘れがちなのが「リコール情報」を確認することでしょう。

ニュースや新聞で大きく報道されるリコール問題もありますが、報道されない小さなリコールを合わせると国内だけでも年間900万台を超える程となっています。

 

車の部品点数は数えると数万にも及び、現在では電子制御も発達してきたため、不具合が起きる要素は大いにあると言えるのが技術者の本音でしょう。

 

さらにその部品は様々な下請け会社や中小企業、海外の企業などが製造しており、本工場はできた大きな部品を最後にかたちにする段階であるため、細かい部品の品質は下請け工場にかかっています。

したがって100%完璧な車を製造することは非常に難易度が高くなり、品質が高いと言われている国産車でもリコールが多発している車種もあります。

 

そのため、これから購入しようとしている中古車がリコール対象となっている可能性があるため、購入前にリコール対象か確認しておきましょう。

国土交通省 自動車のリコール・不具合情報

 

最後は実際に試乗して乗りやすいかチェックしよう

最後に新車でも中古車でも必ず確認したいのが、実際に試乗して自分が乗りやすい車かどうか判断しましょう。

特に新車の場合、デジタルメーターやピラーの位置など、その車の特性が大きく反映されえているものが多く、必ずしも万人が使いやすいと感じられるというわけではありません。

 

そのため、最新のデザインや装備が採用されている車であっても必ず試乗して確認するようにしましょう。

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まとめ

新車はあくまでも大量生産されているため、どうしても不良品が発生してしまうこともあり、中古車であればさらに当たり外れが多くなってきます。

そのため、確認すべきポイントはしっかりと確認し、少しでもいい車に巡り合えるといいですね。

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